透水性コンクリート「ドライテック」とはどのような舗装材?

公開日:2022/03/15

今、各所から注目を集めている「ドライテック」をご存知でしょうか?有限会社長岡生コンクリートで開発された新しいテクノロジーで、一般的には、「ポーラスコンクリート」と呼ばれています。今回はそんな「ドライテック」について、初めて耳にする方でも理解していただけるよう、基本的なところから詳しく解説します。

透水性コンクリート「ドライテック」とは?

「ドライテック」とは、優れた透水性能を持ったコンクリートのことで、一般的には「ポーラスコンクリート」と呼ばれています。このポーラスコンクリートを一般戸建向けに販売できる方法を開発し、民間に普及させたのが、有限会社長岡生コンクリートで、その商品名がドライテックです。

ドライテック自体は、15年ほど前に新しいテクノロジーとして、爆発的な勢いで現在も普及していますが、もととなったポーラスコンクリートは、東京オリンピックが開催された1960年代からある技術で、決して新しい技術というわけではありません。そのため、ドライテックを理解するには、まず、ポーラスコンクリートについて知る必要があります。

ポーラスコンクリートは、もともと河川の氾濫防止や堤防の補強など、高波から内陸を守るために利用されたり、その優れた透水性を活かした植栽の育成など、公共工事や大規模土木工事によく利用されていたりしました。それが1980年代に株式会社佐藤渡辺により、透水性の高い舗装材が開発されたことで、高速道路のパーキングエリアや利用者の多いスタジアム周辺の道路などのいわゆる広域・公共事業に採用されることが多くなりました。

なかでも、従来のアスファルトに比べ、耐久性が高く、タイヤの旋回による小石の飛散が少ないなどの特徴から日本道路建設業協会から高い評価を受け、さまざまな高速道路へ導入されました。その後、今までは、公共工事での利用が中心だったポーラスコンクリートを、一般戸建向け商品として開発したのが、有限会社長岡生コンクリートで、その商品名であるドライテックも広く知れ渡るようになりました。

透水性能があることによるメリット

ここでは、前項から何度も出てきた透水性があることのメリットについて解説します。そもそも、透水性能がある場合とない場合では、どのような違いがあるのでしょうか?

まず、透水性がない土間コンクリートなどの場合、当然ですが、雨水を通しません。そのため、水平に施行してしまうと、ところどころに水溜まりができてしまいます。そのようなことにならないよう、施工の段階から雨水などを流すため、わずかに傾斜をつけた水勾配を施工する必要があります。また、水勾配で流れてきた水を排水する排水設備も作らなければならないので、その分、施工期間がかかりコストも増加するようです。

その点、ドライテックであれば、舗装面全体で雨水を受け止め、ドライテック自体が持つ透水性能で、排水できるので、従来は必要不可欠だった水勾配や排水設備が不要となり、工期短縮によるコストの削減にもつながります

なお、通常の雨水だけではなく、ゲリラ豪雨などの自然災害にも効果的で、浸水など深刻な被害の防止にもつながる点は、施工する工務店だけではなく、近隣に住む住民にとっても大きなメリットといえます。このように防災面でも大きなメリットのあるドライテックは、使用することが条例で定められているエリアもあるほどで、その効果の信頼性を表しているようです。

ドライテックのメリット・デメリット

ここで、改めてドライテックのメリット・デメリットをまとめます。

まずメリット一つ目は、何といっても、「水勾配や排水設備が不要」です。何度も出てきますが、ドライテックの一番のメリットといえばコレといえるほど効果的です。今でも、少し古い街に行くと道路と住宅の境界に排水のための溝が多くみられます。排水効果の面でも、コストの面でも利点はないうえ、家側の敷地の方が道路よりも低い場合は、排水に悩まされることも多くあります。その点ドライテックであれば、これらの問題を一気に解消できるため大きなメリットといえるでしょう。

二つ目は、「メッシュ筋が不要なので、コストカットにつながる」です。通常のコンクリートで施行する場合、メッシュ筋といわれる網目状の鉄芯を埋め込む必要があります。これは施工のしにくさにもつながるうえ、余計なコストの一つにもなります。ドライテックの場合は、このメッシュ筋が不要なので、工期の短縮とコストカットにつながるようです。

よいこと尽くめに思えるドライテックですが、デメリットと思えることもあります。デメリット一つ目は、「見た目の問題」です。ドライテックは、色味が白っぽく、一見すると白いアスファルトのように見えます。個人の好みにもよりますが、見た目が白っぽくてあまり好きではないという人もいます。

二つ目は、「対応業者が少ない」です。誕生して15年経つとはいえ、従来のものに比べるとまだまだ施行経験の豊富な業者が多いとはいえません。そのため、ドライテックありきで業者を探すと選択肢が狭まる可能性があります。

デメリット三つ目は、「経年劣化に関するデータが少ない」です。ドライテックが広まってから15年しか経っていないこともあり、経年劣化に関するデータが出揃っているとはいえません。しかし、15年間の施行実績の中で、大きな劣化が起きたという事例は出ていないので、この点については、時間が解決する問題だといえます。

 

このように一般戸建向けに利用されるようになってから15年と短いながらも、そのメリットの多さから、着実に利用範囲を拡大しているドライテック。デメリットと考えられる点を鑑みても、これからますます広まっていくサービスといえます。利用範囲が広がり、年数が経過することで、不安しされていた耐久性に関するデータも出揃うので、これから施工を考える方は、選択肢の一つとして検討することをおすすめします。

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